
I Thank You
9月20?21日の両日にわたって、芸工祭が開催されました。多くのお客様がお越しくださって、おかげさまで、このコラムのブースも賑わいました。本当に楽しい時間を過ごすことができました。I Thank You! 感謝します。

来年はどのようなブースを出そうかしら、ともう今からかんがえているのであります。
祭りのあと
そんなこんなで今年の芸工祭も終わり、後期の授業も始まりました。すっかり日常が戻ってきたのです。9月は学会を含め、東京、京都、松山と出張が重なりました。その先々で素敵な方々に出逢い、みなさま良くしてくださって本当に有り難いなあと、芸工祭のお礼の気持ちも併せ、感謝の気持ちでレコードを1枚選びました。この「感謝の気持ち」がたいへんに強いため、いつもの「である」調ではなく、「ですます」調で今回は書いております。

はい、ソウル?ミュージックの大御所、サム&デイヴの「アイ?サンキュー( “I Thank You” )」です。「愛してくだすってありがとうございます、そんなことしなくていいのに、わざわざボクを愛してくれて」と歌っています。この男は謙虚なのか、はたまた愛されて妙な自信がついたのか、どっちなんでしょう。そんな愛された男の心の様子が見事に表現された1曲をどうぞ。
I want everybody to get up off your seat
席を立ってAnd get your arms together, and your hands together
両手を合わせてAnd give me some of that old soul clapping
ソウルフルな手拍子をくれっ
(Chorus)
You didn’t have to love me like you did
君がボクを愛してくれたみたいに、そんなことしてくれなくてよかったのにBut you did, but you did
でも愛してくれた、愛してくれたAnd I thank you
感謝するよYou didn’t have to squeeze me like you did
君がギュッと抱きしめてくれたみたいに、そんなことしてくれなくてよかったのにBut you did, but you did
でもしてくれた、抱きしめてくれたAnd I thank you
感謝するよ
If you took your love somewhere else
もし君がその愛を他のどこかにやってしまったらI wouldn’t know what it meant to be loved to death
死ぬほど愛されるってどんなことか、きっとわからなかったよYou made me feel like I’ve never felt
君は今まで感じたことがなかった感じを味合わせてくれたKisses so good I had to holler for help
あまりに素敵なキスには、助けを求めて叫ぶところだったよ
(Chorus)
Everyday, it’s something new
毎日、新しい何かがあるYou pull out your bag and your fine to-do
カバンと、素敵なことを取り出してYou got me trying new things, too
オレにも新しいことをする気にさせてくれるJust so I can keep up with you
君についていけるようにね
(Chorus)
All my life, I’ve been shortchanged
これまでの人生、ずっとだまされてきたWithout your love, baby, it’s a crying shame
君の愛がなかったら、ひどいもんだよAnd now I know what the fellas are talking about
今じゃ、奴らが言ってることがわかるwhen they say that they been turned out
してやられたぜって奴らが言うわけが
I want to thank you (thank you)
感謝したいんだThank you (Oh, baby)
ありがとうThank you baby (Yeah,yeah)
ありがとう ベイビーOh, baby (I gotta be thanking)
オーベイビー(感謝しなくちゃ)Got to say
伝えなきゃ
(Chorus)
では、あらためて I Thank You! ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いしますね。

それでは、次の1曲までごきげんよう。
Love and Mercy
(文?写真:亀山博之)
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#かんがえるジュークボックス(第1回~第36回)

亀山博之(かめやま?ひろゆき)
1979年山形県生まれ。東北大学国際文化研究科博士課程後期単位取得満期退学。修士(国際文化)。専門は英語教育、19世紀アメリカ文学およびアメリカ文学思想史。
著書に『Companion to English Communication』(2021年)ほか、論文に「エマソンとヒッピーとの共振点―反権威主義と信仰」『ヒッピー世代の先覚者たち』(中山悟視編、2019年)、「『自然』と『人間』へのエマソンの対位法的視点についての考察」(2023年)など。日本ソロー学会第1回新人賞受賞(2021年)。
趣味はピアノ、ジョギング、レコード収集。尊敬する人はJ.S.バッハ。
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